堂ヶ森から黒森峠

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2018.3.10堂ヶ森より松山平野、割石東山(左最奥)を望む。

 2019.3月上旬に、四国・石鎚山系~赤石山系間の最後の空白地帯となっていた、堂ヶ森~黒森峠間、約9kmを歩いた。

 コース上の最高点は青滝山で、標高は1,303m。時期は笹ブッシュでも比較的涼しいであろう?3月を選択。

 早朝の黒森峠(986m)にクロスバイクをデポ、そのまま梅ヶ市集落の堂ヶ森登山口に車を廻し、7:30登山開始。

 快晴、杉花粉飛びまくりの中、伐採作業の植林帯を通過し、8:50登山道が折れ曲がる1,350m地点から縦走に入る。

 最初は道のない急坂の下りで笹根元に残る残雪を踏み破りつつ、二重山稜を下る。1,250mのコブ手前あたりで膝下の笹の中から踏分道が現れ、道は市町境界の稜線に沿って終点の割石東山(1,073m)まで細々と続いていた。

 

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遠く霧氷の堂ヶ森山頂反射板を見る

 暗い植林帯と明るい広葉樹林帯の境を進み、遠く、白い霧氷の冠をかぶった石墨山、皿ヶ嶺連峰が青空に映える。

 相名峠9:35通過。保井野から梅ヶ市へ抜ける古い峠道は、残置テープにかすかに人の気配が感じられるものの、ほぼ廃道に近い。

 

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相名峠

 ここから青滝山への登りが始まる。存在感のある1,264mピークを過ぎて広い尾根に出、小さなアップダウンを繰り返す。この辺りは幅員2m程の荒れ道と細い登山道の2本が並行し、まばらな赤テープの登山道の方をたどった。

まだ山眠るの状態ながら、背後からの日差しは強く、予定外の汗が滴る。

 青滝山手前にあった胸までの笹の一帯は、根元に明瞭に道を確認でき、全く問題はなかった。

 10:30ドカンと明るい青滝山山頂。かつてヘリポートがあったという面影はなく、展望もなし。蕗の薹がそこかしこに花芽を出していて、暑さもあってここで大休止。

 

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青滝山三角点

 ここからの下りは、短い距離ながら背丈を超える笹ブッシュを漕ぐ。この辺りがコースのハイライトかもしれない。猪さんの寝床がいくつもある中、やがて道は植林巡視道と思われる明瞭で結構な角度の下りに変化。

 

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猪の寝床、丁寧なつくりでふかふか。

 11:50海上(かいしょ)峠。最奥の集落名が峠の名称らしいけれど、峠道はもはや跡形もない。

 杣野山への登りは、またまた背丈超え笹ブッシュ再現。ここも距離は短く、十分な日照のためか笹はなかなか手強い。ピークを乗越して12:30広い尾根末端の1,200m辺りで13:00まで少し遅いお昼を取る。

 この先、1,107mピークから1,058mピークの間は稜線上の細い岩稜帯を縫うように進む。石碑もどきや穴から青空の岩峰群と、意外と変化があって面白く、飽きさせない。

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岩穴から青空が…

 

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送電鉄塔(割石東山は近い。)


 13:40 1,058mピーク。もう終点の割石東山は目の前。緩い登りと胸までの笹ももう苦にならなかった。13:50割石東山着、縦走は終了。

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黒森峠への下りから鉄塔、遠く堂ヶ森を望む。

 長年の懸案を解消した割には感慨とか特になく、嬉しさは夜の地形図読み遊びの際にでも、じんわりと湧いてくるかもしれない。

※ 追補 … 縦走路の刈払いが2019.3月のトレース後に行われたようで、2019年に歩かれた方から御連絡を頂いた。したがって、本稿記載の笹ブッシュはもう解消されたようである。