2024-01-01から1年間の記事一覧

寒風から笹ヶ峰へ ― 末枯れの稜線&南稜プチ・バリエーションを行く

霧氷と遠く西黒森と瓶ヶ森・雌山を望む 天気だけは素晴らしかった 2月中旬、毎年恒例とはいえ、ここまで皆目雪のないのは記憶にない もはや、一足早く春山も盛りに…だ 桑瀬峠登山口は、道路に書かれたUFOラインの字がくっきり 地肌丸出しで、とほほ…の気分で登り…

ひねもす 山歩き ショートショート ⑩ ー 岩仙洞草

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正面から見たイワセントウソウ まるで白い線香花火を見ているような… みるからに華奢としかいいようがない。 高さ10cmもない小さな体に極細の茎、白色5花弁のお花も超ミニサイズ。 出会ったのは、アケボノツツジやミツバツツジ咲く広葉樹林帯、やや日陰の路傍。 この年お初の山毛…

ひねもす 山歩き ショートショート ⑨ ー ニホンヒキガエル

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ガサゴソと笹藪から姿を現したやや茶系統の個体。中くらいの大きさ かな? お山でお会いする動物では、頻度が御三家に入るのではないでしょうか。 もっそりと笹藪の根元などから突如現れて、人間どもなど、どこ吹く風の独立孤高のお方。 歩いている足元が急に…

毎年恒例 鎚年始参り 

夜明し峠から霧氷輝く石鎚山稜線(左から2番目のピークが天狗岳)と右端に北岳を望む まさに絶景❕ もう何回目になるか、数えたこともないけど今年も1月2日がめぐってきた。 毎年恒例の鎚年始参り。 例年、お四国はお正月に雪は多くない。本格的に積もるのは1月…

ひねもす 山歩き ショートショート ⑧ ー フクリンササユリ(覆輪笹百合)

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毎年7月文月の頃になると、庭仕事をしていてもなんとなく落ち着かない。どこかふわふわして気もそぞろ。そう、どうもこのお花が一因のよう。 近場にある低山は、中四国のお花の名山と言っていい存在で、早春のスプリング・エフェメラル(春の妖精)、そして春本番と山…